中国語/日本語/韓国語の生成パネルが正式合同会合を初開催
2015年5月22日
漢字を含むTLDラベルのルールを検討している中国語生成パネル(CGP)、日本語生成パネル(JGP)、韓国語生成パネル(KGP)の協調のための合同会合が、2015年5月15日(金)と16日(土)の2日にわたり初めて開催されました。JGPからは、チェアの堀田博文とメンバーの米谷嘉朗、事務局の高松百合が参加しました。CGP、KGPからも、それぞれのチェアを含む数人のメンバーが参加しました。
漢字は、中国語、日本語、韓国語で使われます。このため、ICANNのRootLGRプロジェクトでは、これら各言語のTLDラベルに関するルール(LGR)を検討しているCGP、JGP、KGPそれぞれが、TLDラベルでの漢字の使い方に関するルールを検討しています。
多くの漢字は中国語、日本語、韓国語で共通に使われるため、TLDラベルに対する漢字のルールは、CGP、JGP、KGPが協力して一つのルールを作り上げる必要があります。この協力のため、CGP/JGP/KGPの初合同会合が、2015年5月15日(金)と16日(土)に、ソウルのKorea Internet & Security Agency (KISA)のオフィスで開催されました。
会合では、JGPがこれまでに提案してきた「言語LGR統合アルゴリズム」の採用が正式に合意されました。さらに、そのアルゴリズムの処理対象である各言語のTLDラベル用ルール(LGR)の考え方及びその具体的ルールの原型がCGP、JGP、KGPそれぞれから提案され、今後の検討のベースが整いました。
JGPは、今後も、ICANNとも協力しつつ、また、KGPが一から行うルール検討への協力も行いつつ、CGP/JGP/KGPの共同検討を牽引していきます。その検討結果は、日本語LGRにフィードバックします。JGPのWebサイトでその検討状況を逐次公開するとともに、日本語LGRが具体化してきた段階で、皆様のご意見を伺う機会を設ける予定です。