日本語生成パネル(Japanese Generation Panel; JGP)とは ~ICANNとJGPの関係~
日本語生成パネルとは
ドメイン名やIPアドレスといったインターネット資源のグローバルな管理を行っているICANN (The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)では、ASCII文字だけから成るTLDだけではなく、ASCII以外の文字を含むccTLD (「.中国」など)やgTLD(「.みんな」など)の導入が進められています。ASCII以外の文字を含むドメイン名は、国際化ドメイン名(Internationalized Domain Name; IDN)と呼ばれます。
TLDにおいては国や地域の区別はなくさまざまな言語が用いられ、さらに異体字(たとえば中国語における「国」と「國」)を持つ言語も存在することから、それらを統合的に取り扱うためのルールが必要とされています。
そこでICANNでは、各言語コミュニティにおいてそれぞれの言語ルール案を作成し、それら各言語ルール案を統合してTLD (DNS (Domain Name System)のルートゾーン)で利用可能な文字とその異体字を統合的に取り扱うためのルール(Root Label Generation Rules; RootLGR)を策定することとしました。
このRootLGRのための日本語ルール案を提案するために設立されたのが、日本語生成パネルです。
活動目的
日本語生成パネルはRootLGRのための日本語ルール案を作成し、ICANNに対して提案を行うことを目的としています。
日本語生成パネルで作成された日本語ルール案は、その他の各言語の言語生成パネルにより作成された各ルール案と統合され、ルートゾーンにおける唯一のRootLGRとして取りまとめられます。
また、日本語生成パネルはICANNへの日本語ルール案の提案に先立って、日本語と同様に漢字を使う中国語や韓国語の言語生成パネルと、それぞれの言語ルール案が統合できるものになるよう調整します。
詳細については日本語生成パネルのチャーターをご覧ください。
メンバー
日本語生成パネルを構成するメンバについては、メンバ一覧をご覧ください。