日本語TLDラベルのルールの検討が進展
2015年12月24日
日本語生成パネル(JGP)は、2014年8月以降、日本語TLDラベルのルールを検討しています。検討は、JGPメンバーが国内での検討を行い、その検討内容の妥当性を統合パネル(IP:Integration Panel)と確認しつつ、さらに、漢字に関する統一ルールについて中国語生成パネル(CGP)、韓国語生成パネル(KGP)と調整しながら進めています。
IP、CGP、KGPとの議論は、直近では2015年10月18日から22日にかけて行われたICANNダブリン会合のときに集中的に実施されました。国内での検討、会合での議論およびその後の調整の結果、日本語TLDラベルのルールは、次のような検討状況となっています。
- CGP、JGP、KGPそれぞれが検討している漢字を含むTLDラベルのルールを統合するための手順について合意 - CGP、JGP、KGPの調整の結果
- 日本語TLDラベルの文字はJIS X 0208:2012の第1水準・第2水準に含まれる平仮名・片仮名・漢字・一部の漢字に準ずる文字とし、各文字の異体字は定義しない - JGPの検討結果
- CGPおよびKGPが定義する異体字は、合意に基づく手順で日本語TLDラベルのルールに統合する - JGPの検討結果
- 日本語TLDラベルの場合は、異体ラベル(たとえば「.国立」と「.國立」)は、すべてTLDとして登録可能 (異体ラベルであることに関連する理由を基に登録不能と判断されることはない) - IPとJGPの検討の結果
- JGPからは日本語JPドメイン名に準じたルール(上記)を提案済みだが、CGP、KGPからの具体的なルールは未提案
今後のCGP、JGP、KGP間の調整を加速するため、2016年1月末までにCGPとKGPが具体的ルール提案を行い、その後CGP、JGP、KGPの三者調整会合を行うべく、現在、調整中です。