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| アジア太平洋地域のインターネットガバナンスに関連した話題を中心に議論を行うAsia Pacific Regional IGF[[#1|(*1)]](APrIGF、7月1日(水)から7月3日(金)にかけて中国のマカオで開催)にて、漢字を含むTLDラベルのルールを検討している中国語生成パネル(CGP)、日本語生成パネル(JGP)、韓国語生成パネル(KGP)が、各GPでの検討状況や三者での協調活動に関するパネルディスカッション[[#2|(*2)]]を実施しました。JGPからはチェアの堀田博文が参加し、パネルディスカッションではモデレータを務めました。 漢字は、中国語、日本語、韓国語で使われます。このため、ICANNのRootLGRプロジェクトでは、これら各言語のTLDラベルに関するルール(LGR)を検討しているCGP、JGP、KGPそれぞれが、TLDラベルでの漢字の使い方に関するルールを検討しています。3言語での漢字に関するルールは、ルートゾーン用に一つに統合する必要があります。今回のパネルディスカッションは、そのために従来から継続実施している活動の内容や状況をアジア太平洋地域における他の言語(アラビア語、ヒンドゥー語など)のコミュニティに共有・紹介することを目的とし、ICANN APAC Hub[[#3|(*3)]]の提案により実施されました。 パネルディスカッションでは、最初にCGP、JGP、KGPが各GPの言語コミュニティでの検討状況を共有し、その後に意見交換を実施しました。会場からは、ルートゾーンに関するルールの検討結果からは、新gTLDだけでなく既存のTLDやそのSLD(セカンドレベル)に対しても将来的に影響するのではないか、といった内容も含め、ICANNから参加していたスタッフも巻き込んだ活発な意見交換が行われました。 JGPは、今後も、ICANNとも協力しつつ、CGP/JGP/KGPの協調を牽引していきます。その検討結果は、日本語LGRにフィードバックします。JGPのWebサイトでその検討状況を逐次公開するとともに、日本語LGRが具体化してきた段階で、皆様のご意見を伺う機会を設ける予定です。 {{attachment:aprigf-panel-discussion.jpg|3GPによる会合の様子|width=480 height=360}} |
{{attachment:20151224-1.jpg|3GPによる会合の様子|width=480 height=360}} |
日本語TLDラベルのルールの検討が進展
2015年12月24日
日本語生成パネル(JGP)は、2014年8月以降、日本語TLDラベルのルールを検討しています。検討は、JGPメンバーが国内での検討を行い、その検討内容の妥当性を統合パネル(IP:Integration Panel)と確認しつつ、さらに、漢字に関する統一ルールについて中国語生成パネル(CGP)、韓国語生成パネル(KGP)と調整しながら進めています。
IP、CGP、KGPとの議論は、直近では2015年10月18日から22日にかけて行われたICANNダブリン会合のときに集中的に実施されました。国内での検討、会合での議論およびその後の調整の結果、日本語TLDラベルのルールは、次のような検討状況となっています。
- CGP、JGP、KGPそれぞれが検討している漢字を含むTLDラベルのルールを統合するための手順について合意 - CGP、JGP、KGPの調整の結果
- 日本語TLDラベルの文字はJIS X 0208:2012の第1水準・第2水準に含まれる平仮名・片仮名・漢字・一部の漢字に準ずる文字とし、各文字の異体字は定義しない - JGPの検討結果
- CGPおよびKGPが定義する異体字は、合意に基づく手順で日本語TLDラベルのルールに統合する - JGPの検討結果
- 日本語TLDラベルの場合は、異体ラベル(たとえば「.国立」と「.國立」)は、すべてTLDとして登録可能 (異体ラベルであることに関連する理由を基に登録不能と判断されることはない) - IPとJGPの検討の結果
- JGPからは日本語JPドメイン名に準じたルール(上記)を提案済みだが、CGP、KGPからの具体的なルールは未提案
今後のCGP、JGP、KGP間の調整を加速するため、2016年1月末までにCGPとKGPが具体的ルール提案を行い、その後CGP、JGP、KGPの三者調整会合を行うべく、現在、調整中です。